PDCA|導線とバナーの改善で流入数が4倍に

前回のメインヴィジュアルのABテストを終え最適化したことで、お問い合わせも増え、マーケティングチーム一体感がより強くなって来ました♪

今回は「ちょっとの事でパフォーマンスが大きく変わる」サイト内導線の改善についてです。基本中の基本から、やってしまいがちな事まで。改修の理由・手順・クリエイティヴで気をつけるポイントなどをお伝えします。

1.まずは問題を抽出

今回の改修の目的は新設したコンテンツへの流入数を増やすことです。
サイトのリニューアルを企画ミーティングで、

「サービス内容や機能がたくさんあり過ぎるので、ユーザーの課題(ニーズ)によって、使い方が違って来る。ニーズ別に伝える内容をまとめ直そう」

という意見が上がり、この「ニーズ別コンテンツ」を新設することになったのでした。

しかし、実際にリリースしていると、そもそもの流入数が少なく、このコンテンツがお問い合わせに寄与しているかどうかの判断ができない状態でした。

そこで、まずは効果検証ができる状態まで持って行くことをファーストステップにしました。

2.改修後の目標を設定

改修前の「ニーズ別コンテンツ」へのセッション数は週平均で75ss。リリース後2間で150ssほどでした。
コンテンツの良し悪しを判断するのに、サンプルとして最低でも400ssは貯めたい、そして早くセッションが集まれば、改修に入れます。


そこで1日でも早く月間400ssペースに上げるという目標を立てました。
安定した条件で効果検証をしたいため、一旦は広告など流入施策は行わず、今までと同じ経路でサイトへ訪れたユーサーの動きを検証することにしました。
なので、行ったのはサイト内の導線変更のみです。

3.まずは鉄板!グローバルナビに追加

特定のページへの流入を増やすのに最も手取り早い方法としては、グローバルナビゲーションに入れること。
しかも順番は左端に近い方が、クリックされる率が上がります。
ユーザーはページの情報を左上から右へと見て行くからです。

 

ちなみに、ラーメン屋さんのチケット販売機も人気のメニューは左上になっている事が多いですよね。
左上が一番認識される(押されやすい)→ そこに人気のメニューを置く → 高評価される という流れです。

また、今回の施策ではありませんが、お問い合わせなどのメインのCTAを目立つ色にするのもナビゲーションの鉄板施策の1つです。

4.文言によるコミュニケーション

次に、TOPページにある導線バナーの改修です。
下記3点を変更しました。

 

❶「ニーズ別コンテンツ」位置を上の方へ移動

まずは、ページ内のコンテンツの順番を再考して、少し上の方へ移動。

❷バナーに書いてある文言を変更

改修前は単純に「集客・SEO」など、カテゴリ名だけだったものを
「SEO対策で売上アップ事例多数!」というような文言に変更しました。
悩みを解決した状態、つまり「結論」を出すことで、より中身を読みたくなるようにしたのです。

例えばある施設の中で資料室の案内板に「資料」とだけ書いてあるより、「国内では珍しい資料がいっぱい!」と表示されていたらどうでしょう?つい入ってみたくなりますますよね!
こんな風にユーザーとコミュニケーションを取るような表記も効果的です。読み手は「ヒト」ですから。

この「中身が何であるか」をイメージしやすくする考え方は、あらゆるパーツに応用できるものです。例えばフォーム改善(EFO)での「送信」ボタンだったり、ナビゲーションのメニュー名など。

「初めて来た人が、次のページの中身をイメージできる文言」にすることはパフォーマンスに影響します。
しかし、長い期間同じサイトに関わっていると、ついつい「わかるだろう」という前提で、シンプルにし過ぎてしまう場合がしばしばありますよね。

常に「初めて見るユーザーにわかるか?クリックしたくなるのか?」という目線で見直すことは重要ですね。

 

❸文言が頭に入りやすく、イメージがしやすいように調整

バナーの画像をアイコンから画像へ。フォントも太くし、背景色も強過ぎない薄いグレーにしました。


アイコンというのは、デザイン的にはスタイリッシュなのでデザイナーとして使いたくなるのですが、ユーザーのwebトレンドの感度によって解釈の仕方がマチマチになり、ペルソナによってはリアルにイメージしずらくなる場合もあるので、注意したいポイントです。

5.結果

改修後の「ニーズ別コンテンツ」への流入数:
週平均75ss → 168ss
月平均 671ssと目標の月平均400ssを大幅に上回りました。
無事、コンテンツへの流入が増えて、予定より早く十分なサンプル数を集めることができました。

6.次回予告

検証できる状態になったところで、次はページの中身の改修です。
このページに来た人がちゃんと納得して興味を持ってくれる状態に出来るでしょうか?

ポイントは


・ユーザーが「悩みを解決できそう!」とイメージできる情報を見せる

この1点です。1点ですが、具体的なアイデアやアウトプットを出すのは簡単ではないですよね^^;)
次回はその辺りを具体的なクリエイティヴと共にお伝えします。お楽しみに!

小林ひかる

小林ひかる

女子美術大学卒業。ベーシック勤務12年。 LPやサービスサイトを中心に、企画・コピーを含めたトータルで「ユーザーに伝える」を担います。 「デザイナーではありません。ビジネスマンの心強いパートナーです。」をモットーに、誰のためのデザインかを考えて制作しています。 洋楽ROCKとイチローが好き。

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