なんだかんだ強い!LP × リスティング広告

「コンテンツマーケティング」という言葉がもてはやされ、オーガニック検索からの集客が注目される昨今、私たちベーシックもこの3年ほどコンテンツマーケティングに力を入れて来ました。

しかし、今改めて「リスティング広告 × LP」という集客方法も見直しつつあります。
その訳は…?

1.LPはデザイナーの腕の振るいどころ

ユーザーの本音や欲求にダイレクトに訴えかけ、比較的自由な表現のできるLPはデザイナーの腕の振るい甲斐のある制作物です。商品購入やお問い合わせなど、直接売り上げに直結しやすいので、良い結果が出ると依頼主にとても感謝や評価をされますし、実際に業績に貢献することができます。

しかし、良い結果を出すには、ユーザーがどんな経路でそのページに来るのかを知らなければなりません。ページに来させるための集客方法や、流入チャネルによって適したクリエイティブが違って来るからです。

2.リスティング広告は結果が解りやすい集客方法

Webサイトへの集客方法としては、主に8つチャネル(流入経路)があります。


❶ Direct(ブックマーク経由などの直接流入)
❷ Oganic Search(自然検索からの流入)
❸ Social(SNSからの流入)
❹ Email(メール経由での流入)
❺ Referral(他サイトからの流入)
❻ Paid Search(リスティング広告からの流入)
❼ Display(ディスプレイ広告からの流入)
❽ Other Adveetising(その他の広告からの流入)

出典:ferret(https://ferret-plus.com/1669)


Google Analyticsで計測できる8つのチャネルですね。
しかし、やみくもに全てのチャネルで集客施策を打ち始めても、無駄な労力や費用を使ってしまう事になりがち。
まずはユーザーの顕在的なニーズを把握することから始めるのがおすすめです。
その顕在ニーズを把握しやすいのがリスティング広告による集客です。

 

3.改めて実感したLP × リスティング広告という手法のメリット

ベーシックでは「ferret One」というサービスを開発・運用しています。
SNSやイベントでのPR、コンテンツマーケティングなど色々と試しましたが、今年の6月からLP × リスティング広告の施策に本格着手。
そこで改めて、リスティング広告運用のメリットを実感しました。


リスティング広告のメリットは


・”濃い”ユーザーが来るので、結果が出やすい。
・効果検証がしやすい。
・ユーザーのニーズが把握しやすい。


検索という能動的な行為をするということは、ユーザーが解決したい課題がハッキリしていると言うこと。
なので、「その課題が解決できそうだ」と言うページを見れば、お問い合わせに結びつく可能性が高い、つまりコンヴァージョン(CV)が発生しやすいのです。


CVしたユーザーが増えれば、ユーザーのデータがたまり、さらに最適化して行きやすくなります。

4.他の集客方法と比べると?

では、他の集客方法と比べるとどうでしょう?

●SNS広告:意向度が低い。獲得効率は悪い

偶発的に出会うSNSでは、検討段階に入っている「今すぐ客」の割合は少ないのです。
興味を持たせることはできても、すぐにアクションするタイミングではありません。
まずは多くの人の目に触れさせ、認知を広げたい場合や、潜在層に興味を持たせたい場合は有効です。

●自然検索:結果が出るまで時間がかかる。

自然検索からの流入が多ければ、それに越したことはありません。
費用をかけずにユーザーニーズを分析することが可能です。

しかし、リンクさえ貼れば検索順位が上がっていた昔とは違い、検索エンジンの評価が厳しくなっている今、自然検索検索の順位を上げるには、SEOに関する豊富な知識が必要です。

また、適確でかつたくさんのコンテンツを作る必要があったりと、仕込みにも時間がかかり、さらにそれが結果に結びつくまでには多くの時間がかかります。
また狙いを間違うとたくさんの労力が無駄に終わる可能性も;

 

5.リスティング広告のデメリットと運用のコツ

リスティング広告のデメリットは、「人気の検索ワードだと費用がかかる」ことです。
Webマーケティングが浸透して来た今、検索ワードによっては単価が高騰していて、工夫をして出稿しないと大きなコストがかかってしまいます。

なるだけ費用を抑えて運用するコツはまた別の機会に詳しくお伝えしますが、ユーザーとLPのマッチング率を高めCVを増やすという観点では、下記の3点がポイントとなります。


❶ 適切な検索ワード選び
❷ 広告文の最適化
❸ 広告文に合ったLPにする

この3点を押さえて費用以上に効果の高い流れにして行けば、有効な手段となります。

① 適切な検索ワード選び


・検索ボリュームの多いワード
・競合が少ないワード
・サービス内容と関連の深いワード

上記3つの条件が揃えば理想的ですが、現実的には条件を全て満たした検索ワードがない場合もが多いです。なので、コストパフォーマンスを見ながら調整して行く進め方になります。

② 広告文の最適化

これは主にいくつか案を出して、3案くらいに絞り込み、
論より証拠でテストをして良いものを残して行く、と言う進め方をしています。

③ 広告文に合ったLPにする

ここがデザイナーが大きく関わるポイントです。次の項目で説明します。

6.検索ワードと広告文に合ったLP

さて、どんな検索ワードで検索して、どんなタイトルを見てクリックしたユーザーなのかを把握できたら、そのユーザーの求めているものが何か解ります。
簡単に言ってしまえば、LPに求めている答えなり商品なりがあればCVは発生するはずです。

とは言えデザインと言う表現には「幅」があるので、言うほど簡単ではないのですが、最低限守るルールのような物はあります。
それは、リスティング広告文と、LPのキャッチコピーの内容が合致していることです。
ferret Oneを例で広告文とLPのファーストビューを見て見ましょう。



https://ferret-one.com/496838


「もう迷わない。SEO対策なら - ferret One/無料診断実施中‎」
と言う広告文に対し、
「もう迷わない。SEOのプロがあなたをサポート」
と言うキャッチコピーにし、広告文に対する回答を述べています。
そして、LP全体が、SEOで迷っている人、困っている人に対する解決方法を示す内容となっています。

おまけですが、LPは検索エンジンの評価を神経質に気にせず、好きな言葉を使えるのがデザイナーにとっては面白い点でもあります。
オーガニック(自然検索からの流入)が前提のページの場合は、見出しの最初に検索ワードが入ってなければいけないなどのルールに沿わないといけませんが、LPの場合、ユーザーに刺さる言葉を使うことができるので、より効果の高いページにする事が可能です。

7.どんな時にリスティング広告を使うべきか

色々と説明して来ましたが、簡単に言うと
「費用はかかるけど、すぐに結果がわかる」のがリスティング広告です。
この集客方法が有効なのは


・課題がユーザーの中で顕在化している場合
・すぐに効果検証したい場合
・すぐにCVに結びつかせたい場合

です。

能動的に検索するユーザーに対しての施策なので、
「SEO」などユーザーが課題を検索ワードとして打てるくらいニーズが顕在化している場合に有効です。

逆に、リスティング広告が有効でないのは、


・課題が漠然としている場合。
・すでにユーザーのニーズが把握できて、コスト削減のフェーズに入ったサービス

です。

例えば中小企業の社長さんが「ウチもネット集客やらなきゃなんだけど、人もいないし、何から手をつければ良いかわからないんだよなー」と言う課題を持っていたとします。
でも、悩みの原因が何なのか明確な検索ワードに落とし込めていないので、検索による接点は持ちづらいのです。

この場合は、SNSやDP広告などで偶発的な出会いの方が有効です。
たまたまfacebookを見た時に「ホームページの制作から運用まで、月5万円でお任せください」と言う広告が流れて来たら社長さんはクリックするでしょう。

また、ある程度ユーザーのニーズが把握できていて、安定してCVが発生しているサービスであれば、オーガニック検索からのCVを増やすべく対策を仕込み始めると良いでしょう。
検索順位を上げるには、良質なコンテンツを一定数用意する必要がありますが、順位が上がってセッションが増えると、リスティング広告費が浮いて大幅なコストカットができます。

 

まとめ

8つの集客方法には、それぞれの長所と短所があります。
まずはLP×リスティング広告でユーザーのニーズを明確化させ、
そのストーリーを元にSNSやコンテンツマーケティングを展開するのが効率の良い進め方ではないでしょうか?



Infomation

ベーシックでは、Webデザインの業務をしながら、多岐にわたるWebマーケティング手法についても学べる職場です。一緒に働きたい方、お待ちしています!

小林ひかる

小林ひかる

女子美術大学卒業。ベーシック勤務12年。 LPやサービスサイトを中心に、企画・コピーを含めたトータルで「ユーザーに伝える」を担います。 「デザイナーではありません。ビジネスマンの心強いパートナーです。」をモットーに、誰のためのデザインかを考えて制作しています。 洋楽ROCKとイチローが好き。

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